沿革

オイルショックから創業100年まで1973年~2000年

長年にわたる不断の努力と研究開発により、PSコンクリート製タンクなど新しい設備や工法の提供が実現した時代となりました。 また、国内の経済成長が鈍化する中、持続的な成長を続けるために不動産賃貸事業を開始し、創業100年に向け新たなスタートラインに立ちました。

数々の権威ある賞を獲得したPSコンクリート製低温タンク

(9)数々の権威ある賞を獲得したPSコンクリート製低温タンク

工事を断念したタンク群

(10)工事を中断したタンク群

空気膜技術を応用したエアードーム工法

(11)空気膜技術を応用したエアードーム工法

国内最大級の都市ガスホルダー

(12)国内最大級の都市ガス球形ホルダー

阪神淡路大震災後に実施した高速道路 耐震性向上工事

(13)阪神淡路大震災後に実施した高速道路 耐震性向上工事

  • 1975年 100,000m3石井式無水ガスホルダーを竣工
  • 1976年 32,000KL LPG二重殻低温タンクを竣工
  • 1976年 アルジェリアに当時世界最大級の金属二重殻式低温タンク(21,409 m3エチレン及び11,000 m3エタン)を竣工
  • 1977年 100,000Nm3 都市ガス球形ガスホルダーを竣工
  • 1978年 わが国初のPSコンクリート製6,000KL液化 エチレン低温タンクを竣工((社)石油学会技術進歩賞、安全工学協会安全工学論文賞、科学技術庁長官賞を受賞) ※写真(9)
  • 1979年 イラン・IJPCプロジェクトにおいて120余基の各種タンクを建設するが、イラン革命勃発により完成間近で工事を中断 ※写真(10)
  • 1981年 PSコンクリート製80,000KL LPG低温タンクを竣工
  • 1982年 石井―GWM式中圧都市ガス発生装置を竣工
  • 1987年 東洋一の規模を誇る長さ500mのレジャープール用FRP製スライダー(製品名:アドベンチャースライダー)を開発、竣工
  • 1988年 レジャー部門の初輸出として、台湾に
    「大型ウォーターパーク」を竣工
  • 1988年 不動産の賃貸事業を開始
  • 1989年 台湾に20,000KL液化エチレン低温タンク及び再液化装置を竣工
  • 1991年 農業用水、上水道、下水道等向の貯槽類の新建設工法である「エアードーム工法」による水道用PC製タンクを開発、竣工((社)発明協会より発明表彰及び東京商工会議所会頭賞を受賞) ※写真(11)
  • 1991年 年間を通じて利用できる新型スライダー
    (製品名:アドベンチャーコースター)
    を開発、竣工
  • 1992年 マレーシアに現地法人を設立
  • 1995年 賃貸マンション「レジデンスシャルマン林試の森」を竣工
  • 国内最大級の 200,000Nm3
    都市ガス球形ホルダーを竣工 ※写真(12)
  • 1997年 高速道路橋脚のコンクリート躯体を鋼板で補強する耐震性向上工事を多数実施 ※写真(13)
  • 1997年 LNGサテライト設備を竣工
  • 1998年 中国に69,000KL LPG低温タンクを2基含むLPG貯蔵ターミナル設備を竣工((財)エンジニアリング振興協会よりエンジニアリング功労者賞を受賞)

中東戦争の荒波(イラン)

1979年、120基余のタンクをイランIJPCプロジェクトで建設中だった当社は、完成間近の段階まで進んだ頃にイラン革命が勃発し、工事の中断を余儀なくされました。
現地に駐在していた社員全員が命からがら帰国した経緯や、安全を確保するために様々な方面からご援助いただいたことが、現在も語り継がれています。

完成間近で建設を断念したタンク群 完成間近で建設を中断したタンク群
当時の現場管理者とワーカー 現場管理者と作業員