
可搬性・環境性能に優れるLNG(液化天然ガス)と当社の取り組み
液化天然ガス(LNG)は都市ガス及び火力発電にも欠かせない燃料です。日本で供給されているLNGの大半は、海外からの外航船で輸入されてきます。
石井鐵工所は、LNGタンクを手掛けるだけでなく、パイプラインでLNGを送ることが困難な地域にLNGサテライトシステムを建設しています。LNGサテライトシステムでは、LNGタンクによる貯蔵だけでなく、LNGを原料とする燃料ガスの供給を行っています。
LNGの特徴とは?
マイナス162℃で冷やすと体積が1/600に!

LNGは、天然ガスをマイナス162℃まで冷却して液化させたものです。液化すると、体積がなんと約600分の1にも圧縮されるのです。
日本で供給されているLNGの大半は海外から輸入され、タンクでの大量貯蔵が可能となります。再び蒸発させると天然ガスに戻るため、運搬にかかるコストや環境負担を軽減できる特徴を持っています。
環境性能に優れた燃料として活躍
LNGは石油や石炭など、ほかの火力発電の燃料に比べて燃焼時にCO₂(二酸化炭素)やNOx(窒素酸化物)などの発生量が少なく、環境への負荷が小さいエネルギーとして知られています。
また、燃焼時のSOx(硫黄酸化物)の排出は無く、ススをはじめとした微粒子がほとんど出ないのも特徴です。
石井鐵工所が手掛けるLNGタンク・サテライトシステムの実績
石井鐵工所が手掛ける“LNG縦置円筒形タンク”は、国内で最初に開発した半球鏡板構造のLNGタンクとして高く評価されています。断熱性に優れ、各法規に基づく耐震基準により耐震性能が確保されており、安全かつ高機能なタンクとして多くのクライアント様に提供しています。
2003年の納入以来、2003年の納入以来、ガス会社や製造工場等でのガス供給設備として多数の建設実績があり、省エネ・省CO₂に優れたLNGの普及に努めています。発電をしたり、煮炊きの燃料になったりと、今や私たちの生活に欠かせないLNG。皆さんが何気なく過ごしている豊かな暮らしも、部分的に石井鐵工所が支えています。

