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01.入社の経緯を教えてください。
就職試験が解禁となって間もなくコロナ禍となり、思うような活動が出来ず、成果が出ないまま秋を迎え、大学院の教官に紹介を仰いだ時に、OBが多く大学との繋がりが強い当社を紹介されました。オンラインが主体の面談・面接となりましたが、社会インフラに携わる仕事に興味を持ち、後に所属部署の上司となる先輩社員からの親身な説明を受け、現社長から明確なビジョンと若手への期待を伺えたことで、入社を決断しました。
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02.学生時代はどのように過ごしましたか?
もともと何かを分解し、組み立て、構造を知ることが好きな方でしたので、大学進学後は機械工学を専攻し、研究室では高強度プラスチックの材料開発に取り組んでいました。大学4年時に就職活動はしたものの、「続けたい」との思いから大学院に進路変更するほど研究に没頭しました。また、高校球児として親しんだ地元(千葉)の野球場でのアルバイトでは、運営側、裏方として表舞台を支える大切さ、面白みを学ぶことができました。
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03.現在の仕事(役割)のやりがいとは?
設計職ではあるのですが、仕事の舞台はデスクだけに留まりません。お客様から承認をいただかなければ製作には移れず、作成した図面や必要書類の背景にある設計の意図や法律、当社としての考え方などを正しく伝え、理解していただく必要があるからです。
ただ、私はもともと人の話を聞くことや計算(暗算)が好きな方でして、お客様が抱く疑問を解決する役割やその役割を担うための学びにも、やりがいを感じています。
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04.石井鐵工所で働く魅力とは?
どんな高精度なタンク製作も可能にする技術力とチーム力です。入社1年目の現場研修では施工業務にも携わったのですが、最も印象的だった技術が、空気圧でタンクの屋根を据え付け場所まで浮上させて取付ける「エアレイジング工法」で、携わる全員が意識を張り巡らせて連携する姿、成功に満足せずに次を見据える姿勢に感動を覚えました。話しやすく、関わりやすい方が多く、公私に渡る相談や交流ができる人柄も魅力です。
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05.今後の夢や目標について、教えてください。
新たな技術や工法を生み出し、その更新に携わっていくことです。タンク業界の設計や製作において、新技術の導入もあるものの多くのやり方は昔のまま。しかし私は、更新されていないものにこそ更新の余地があり、先陣を切ることで、会社や技術者としての価値を上げる絶好の機会になるものと考えます。また、目の前で上司が発揮するマネジメント能力やチームリーダーの誠実さを吸収し、人として成長することも目標です。
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06.最後に未来の後輩へメッセージをお願いします。
エネルギー燃料や化学製品などの原料や製品を貯蔵するタンクは、社会インフラの構築に大きく貢献します。皆さんがこの製作を通じ、世界の人々の暮らしを支える仲間となり、一緒に働ける日が楽しみです。
ちなみに就職活動では、下調べの段階で絞り込みすぎないことをお勧めします。広く浅く、やりたいこと以外にも視野を広げることで、意外な面白さがある仕事、意外だった自身の適性に出会える可能性もあると思います。
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