耐震強化・メンテナンス - 球形タンク耐震強化

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球形タンク・ガスホルダーは、内容物や事業内容に応じて関連法規(高圧ガス保安法、ガス事業法等)を適用して建設しています。
当社ではそれぞれの関連法規に準じた耐震性評価と耐震強化方法の立案及び施工を行っています。

球形タンク耐震強化工事

支柱・パイプブレース補強工事

パイプブレース補強工事

支柱更新工事

球形タンク耐震強化の必要性

球形タンクは、地震が発生すると様々な方向に揺れ動き、可燃性ガスが入った球体を支える支持構造部(支柱、ブレースなど)に応力が発生し、強度が不足すると亀裂や破断につながる可能性があります。
東日本大震災においては、支持構造部の1つであるブレースの破断により大きな事故が発生しました。これらのトラブルをふまえ、球形タンクの耐震性を再評価し、強度が不足する場合はその部位を強化することが求められています。

球形タンク耐震強化の必要性

地震が発生しタンクが揺れ動くと、支持構造部には矢印のような応力が発生し、強度が不足すると亀裂や破断につながる可能性があります。

プロジェクト事例紹介

支持構造部補強工事
支持構造部補強工事
パイプブレースと支柱の補強として、既設部分に半割りパイプを取付け、二重構造とすることで断面性能を高めた補強を実施しました。現場での作業を減らし、コストダウンと工期短縮を可能にしました。(特許第5164012号)
支柱更新工事
支柱更新工事
都市ガスホルダーの地盤が地震の影響で液状化し、基礎と支柱が変形したため、既設基礎の外周に新しい基礎と新設支柱を設置し、既設支柱は撤去しました。
建替工事に比べ、大幅なコストダウンと工期短縮が実現しました。(特許第5088719号)